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いちごと並んで冬の定番フルーツ、みかん。皮を剥くだけで食べられるので、この時期常備している方も多いかと思います。最近はきよみやせとか、紅まどんななどブランド品種も増えていますね。
今回はみかんの種類や栄養、保存方法などをご紹介していきます。
みかんなどの柑橘類は9月~3月ごろで、さまざまな品種が出回っています。一般的なみかん(うんしゅうみかん)は12月~2月ごろが最盛期ですが、ハウス栽培も盛ん。9月には黄色と緑色が混ざった「極早生みかん」が、11月頃には「早生みかん」、年末~年明けにはオレンジ色が鮮やかな「中生みかん」「晩生みかん」と季節の移り変わりに合わせてその時旬のみかんが流通します。
みかんは和歌山県、愛媛県、静岡県、熊本県などを中心に栽培されています。日本で一番生産されている果実で、定番のフルーツです。
近年はブランドみかんも多く流通して、スーパーでもさまざまな品種が並んでいますね。みかんとは、一般的にうんしゅうみかんを指していますが、ほかにもきしゅうみかん、ぽんかん、シークヮーサーなど色々な種類があります。ここでは代表的なブランド品種をご紹介します。
●せとか
「清見」「アンコール」「マーコット」という3つの品種を掛け合わせたものです。皮が薄く、薄皮も食べられます。果汁が多く、濃厚な甘さが特徴です。
●はるみ
「清見」と「ポンカン」を掛け合わせた品種です。皮が剥きやすく、糖度が高いのが特徴。温かくなる2~3月に流通します。
●デコポン
デコポンという名前で親しまれている柑橘ですが、正式な名前は「不知火(しらぬい)」と言います。はるみと同じく「清見」と「ポンカン」を掛け合わせた品種で、へたの部分が出っ張っているのが特徴です。甘みが強く手で剥くことができます。
●金柑
おせち料理にも入っている金柑。柑橘類の中で最小の実が特徴で、皮ごと食べられます。糖度が高く生で食べられるほか、ジャムや砂糖煮にも加工されます。
みかんはビタミンCを手軽に補える果物として人気。ほかにも食物繊維などが補えます。
●言わずと知れたビタミンCの宝庫
みかん1個あたりに含まれるビタミンCは約30mg。一日に必要なビタミンCのうち、約1/3を補うことができます。生で食べられるので損失が少ないのも利点。皮を剥くだけで食べられる手軽さもポイントです。
●みかんのすじや袋にも栄養が
みかんのすじや袋には食物繊維が含まれます。ほかにもヘスペリジンという成分が含まれています。ヘスペリジンはビタミンPの一種で柑橘類に多く含まれ、ビタミンCの吸収を助ける働きがあります。
●柑橘類にはさまざまな成分が
みかんの酸味はクエン酸によるもので、疲労回復効果が期待されています。カロテノイドの一種、クリプトキサンチンはみかんのオレンジ色の色素の成分です。抗酸化作用で注目されています。
みかんのさわやかな香りはリラックス効果や気分転換にも活躍します。
おいしいみかんの選び方は、以下の3点です。
みかんは常温・冷蔵・冷凍さまざまな保存方法ができます。
●常温保存
乾燥を防ぐためひとつずつペーパータオルに包んで、へたを下にしてかごに入れて保存します。
●冷蔵保存
乾燥を防ぐためひとつずつペーパータオルに包んで、ポリ袋に入れます。口をしっかり閉じ、冷蔵室で保存します。
●冷凍保存
給食で食べていた方も多い冷凍みかん。皮つきのままよく洗い、濡れたままチャック付き保存袋に入れて冷凍質に入れます。一度凍ったら再度水にくぐらせて冷凍室へ。氷の膜を張ることで乾燥を防ぎ、家庭でもおいしい冷凍みかんが作れます。
みかんの皮も捨てるのはもったいない!よく洗った皮を天日で干せば、お風呂に入れたりお茶に入れたりと活用できます。みかんの皮を乾燥させたものは「陳皮」と呼ばれ、七味などにも使用されています。
そのまま食べられる手軽なみかん。スイーツや冷凍みかんなどのアレンジもおすすめです。また山口県の周防大島には「みかん鍋」というご当地鍋があります。周防大島はみかんの一大産地で、みかん鍋はその名の通りみかんが丸ごと入ったインパクト大の鍋。焼き印が押されたみかんと、みかんの皮を練り込んだつみれを具材に、みかん胡椒を添えたもので地域を盛り上げるご当地グルメとなっています。
オリーブノートではみかんを使ったレシピをご紹介しています。
流行のフルーツ大福も、市販の切り餅をアレンジして手作りできます。みかんは丸ごとひとつ包むのに最適。水っぽくならず、初心者にもおすすめです。
旬の白菜とみかんを合わせたサラダです。果物の甘酸っぱさと味噌マヨの塩気がよく合います。ポン酢マヨ、梅マヨなどのアレンジもおすすめです。上からソースをかけるだけなので、より手軽に作れます。
同じみかんでも品種によって甘さと酸味のバランスはさまざま。食べ比べて好みの品種を見つけてみるのもおすすめです。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。