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年末年始に話題に上る牛乳の消費。冬になると寒くなり家庭での牛乳消費が落ち込むほか、販売店の年末年始休業、学校給食の停止などさまざまな理由により、牛乳が余剰になってしまいます。牛乳は漢字の通り牛の乳なので生産量を操作するのは難しく、また日持ちしないため積極的な消費が呼びかけられています。
牛乳は季節によって味わいが変わるのをご存じですか。冬の時期は濃厚な味わいが楽しめます。今回は牛乳の旬や種類、料理への活用方法などをご紹介していきます。
生乳の生産が多いのは北海道や栃木県、熊本県などです。乳牛としてメジャーな種類のホルスタイン(白と黒のまだら模様の牛)は、日本の冬が過ごしやすい気候です。種類や産地(気候)にもよりますが、冬は一年を通して栄養価が高く、濃厚な牛乳が味わえます。そのため「牛乳の旬は冬」と言われることもあります。
一口に牛乳と言っても多くの種類があります。それぞれ規格に則って分類されています。
●牛乳
生乳を加熱殺菌したものを普通牛乳といいます。成分無調整牛乳と、脂肪分を調整した成分調整牛乳があります。
●加工乳
生乳にクリームや脱脂乳などを加えて脂質の量を調整したものを加工乳といいます。低脂肪乳や特濃牛乳も加工乳に分類されます。
●乳飲料
コーヒー牛乳やフルーツ牛乳、栄養強化タイプの牛乳は乳飲料に分類されます。
牛乳はなんと言ってもカルシウムが補えます。そのほか良質なたんぱく質なども含まれています。
●コップ一杯で1日分の約1/3のカルシウム量
牛乳100gあたりに含まれるカルシウム量は110mg。コップ一杯(200ml)で一日のカルシウム推奨量のうち、約1/3がカバーできます。カルシウムは丈夫な骨や歯をつくるのに欠かせない成分。低脂肪乳などの加工乳でも牛乳とほぼ同じカルシウム量を補うことができます。
●飲料でたんぱく質をちょい足し
牛乳100gあたりに含まれるたんぱく質量は3.3gで、コーヒーや紅茶などに入れるとたんぱく質をちょい足しできます。たんぱく質量を増やしたいけど食事だけだと限界、プロテインはちょっと抵抗がある、という方にもおすすめです。
ほかにも脂質、炭水化物など生命維持やエネルギー産生に必要な栄養素がバランス良く含まれています。
牛乳を選ぶ際は、裏の成分表示を見て購入しましょう。成分を調整していないものだけが「牛乳」と表示することができます。旬のおいしさを味わうには、ぜひ「牛乳」表示のものを購入しましょう。
また牛乳は鮮度が低下しやすいので、安いからと大きいパックを購入するのはおすすめしません。牛乳は1L、500ml、200mlとサイズも豊富なので、その時飲みきれる量だけ都度購入するのがおいしく楽しむコツです。
牛乳は冷蔵保存ができます。冷凍保存は難しいですが、加工次第では可能です。
●冷蔵保存
牛乳は冷蔵保存が基本。開封後はクリップなどで口を閉じ、数日で飲みきるようにしましょう。
●冷凍保存
牛乳の冷凍保存は不可です。消費しきれなかった場合、ホワイトソースにして冷凍するのがおすすめです。冷凍したホワイトソースは前日に冷蔵庫に移して自然解凍して使用できます。
ホワイトソースの作り方はこちらを参考にしてみて下さい。
寒い時期にはコーヒーや紅茶と組み合わせたラテや、牛乳をたっぷり使ったミルク鍋などがおすすめです。同じ乳製品を組み合わせたチーズフォンデュもいいですね。
オリーブノートでは牛乳を使ったレシピを多数ご紹介しています。
【プロが教えるおうちパスタ】生クリームは使わない!濃厚なレモンクリームのパスタ
牛乳と小麦粉を上手に使って、誰でも簡単に作れるレモンクリームパスタのレシピです。フォークで巻き上げると、ねっちりと濃厚なソースがたっぷり麺に絡みつきます。濃度が強いので一見胃がもたれそうですが、食べてみると生クリームを使っていないので驚くほどあっさりと食べやすいのがポイントです。
手軽なインスタント麺を使ったアレンジレシピです。乳製品のまろやかな味付けとシーフードミックスをあわせることで、クラムチャウダーのような味わいに。いつものインスタント麺もひと味違った楽しみ方ができます。
牛乳で作るチーズと言えばカッテージチーズですが、少し手間をかければモッツァレラチーズも作れます。手作りした分ミルクの味が濃く、市販のものとは違った味わいが楽しめます。料理好きな方は、牛乳の消費が落ちる冬にぜひチャレンジしてみて下さいね。
牛乳はカフェインが含まれていないので、ホットミルクにして寝る前のリラックスタイムにおすすめです。手軽に栄養も摂れるので、いろいろなシーンで取り入れてみて下さいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。