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栄養価の高い野菜のイメージが強いほうれん草は、これから冬にかけて旬を迎えます。鮮やかな緑色は料理の彩りにも大活躍。旬の時期はそれ以外の季節と比較して、栄養価が高いのが特徴です。さらに糖度も高く、おいしさもアップします。
今回はほうれん草の旬や種類、栄養についてご紹介します。
ほうれん草は涼しい気候を好み、冬の時期に旬を迎えます。現在はハウス栽培も行われていて通年収穫されていますが、冬のほうれん草はそれ以外の季節のものと比べて栄養価が高く、よりおいしくなります。
千葉県や埼玉県、群馬県など関東地方を中心に栽培されています。
ほうれん草は西洋種と東洋種、この二つを掛け合わせた交配種があります。
●西洋種
丸みと厚みのある葉が特徴。アクが強く、日持ちしやすい品種です。
●東洋種
ギザギザで薄い葉が特徴。根の紅色が濃く、甘みが強くアクが少ない品種です。
●交配種
西洋種と東洋種を交配したもの。アクが少なく甘みが強いのが特徴です。たくさん収穫できて栽培しやすい、西洋種と東洋種のいいところを生かした品種で、現在最も多く流通しているほうれん草の種類です。
上記以外に葉が柔らかくアクが少なく、生食用に開発された「サラダほうれん草」もあります。
ほうれん草は緑黄色野菜に分類されて、鉄やビタミンなどが多く含まれています。
●不足しがちな鉄を補える
ほうれん草100gには、2.0mgの鉄が含まれています。赤血球中のヘモグロビンの成分としてはたらき、貧血予防などにも重要な栄養素です。ほうれん草などの植物性食品に含まれる鉄は吸収率が低いので、肉や魚など動物性たんぱく質と組み合わせて摂るのがおすすめです。
●緑黄色野菜でβ-カロテンが多い
ほうれん草は緑黄色野菜に分類されます。抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変換されます。あぶらと組み合わせて食べると吸収率がアップします。
●冬は栄養価が高い!
ほうれん草は冬になると、寒さに耐えるため栄養が凝縮されて栄養価が高くなります。夏採りのほうれん草と比較して、ビタミンCは約3倍に。糖度もアップします。
おいしいほうれん草を選ぶポイントは以下の3点です。
ほうれん草は冷蔵・冷凍保存が可能です。茎の根元に汚れが残っていることも多いので、大きいボウルに水を張って振り洗いしてから使用しましょう。
●冷蔵保存
水に浸けた後水気を拭き取り、ペーパータオルで包みます。ポリ袋に入れて口を軽く縛り、根元を下にして野菜室や冷蔵室のドアポケットなどで保存します。ほうれん草は乾燥を防ぐことで鮮度を保つことができます。
●冷凍保存
冷凍する際は加熱してから保存するのが基本です。熱湯でさっと塩茹でして、冷水に取り冷まします。水気をしっかり絞り、食べやすい大きさに切り分けて小分けにラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍室で保存します。
調理する際は冷蔵室に移して冷蔵解凍したのちにお浸しや和え物に使用するほか、凍ったまま炒め物や味噌汁の具材にすることもできます。
栄養価の高い旬のほうれん草は、炒め物やお浸し、スープなどさまざまな料理に活用できます。火を通すとかさが減りたくさん食べられるので、鍋の具材としてもおすすめ。牛乳と一緒に煮てミキサーで攪拌すれば、緑鮮やかなポタージュにもなります。
オリーブノートではほうれん草を使ったレシピをご紹介しています。
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色鮮やかで栄養満点のほうれん草は、旬の季節にぜひ積極的に食べて頂きたい野菜です。おいしく食べて寒い冬を乗り切りましょう。
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しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。