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洋食やから揚げの添え物としてのイメージが強いパセリですが、この時期旬を迎える野菜です。いつも残してしまう、苦いから苦手、という方も多いかと思いますが、パセリは栄養満点で、日本人に不足しがちな栄養素をカバーしてくれる優秀な食材です。
今回はパセリの栄養や保存方法、おいしく食べるポイントなどをご紹介していきます。
パセリは一年中出回っていますが、早春に旬を迎える食材です。葉や茎を食用とする香味野菜で、別名オランダぜりとも言われます。長野県や千葉県を中心に栽培されています。
パセリは葉が縮れたちりめん種と、葉が広がった平葉種に分類されます。日本で栽培されているもののほとんどはちりめん種です。一方イタリアンパセリなどが平葉種にあたり、パクチーと似た見た目をしています。イタリアンパセリも同じく添え物や刻んでソースなどに活用されています。
お料理の脇役イメージの強いパセリですが、ビタミン、ミネラルや食物繊維が豊富な栄養満点の食材です。
パセリは100gあたり120mgのビタミンCを含んでいます。これは1日に必要なビタミンC量を補えるほど。とはいえパセリ100gを一度に食べるのは難しいので、サラダに混ぜたり、スムージーなど、少しずつ加えてビタミンC補給をしましょう。
パセリはカロテンが多く含まれており、緑黄色野菜に分類されます。カロテンは油と合わせることで吸収がアップするのが特徴。オリーブオイルと合わせるのはもちろん、炒め物やオイルドレッシング、マヨネーズと合わせて食べるのがおすすめです。
パセリは不足しがちな鉄が補えるのも特徴です。野菜に含まれる鉄は、肉や魚に含まれる鉄より吸収されにくいため、ビタミンCが多く含まれる食品や、動物性たんぱく質と組み合わせて摂るのがポイントです。
新鮮なパセリの選び方のポイントは、以下の3点です。
パセリは乾燥に弱いハーブです。冷蔵・冷凍保存で乾燥から守りましょう。
コップなどに水を入れ、パセリを挿します。ペーパータオルで包み、ポリ袋をかぶせて冷蔵庫で保存すれば、2週間経っても鮮やかな緑色を保つことができます。水はこまめに替えましょう。
葉のみを摘み取り、水気をよく拭き取り、冷凍用保存袋に入れます。平らにし、冷凍庫で保存します。
パセリの茎は陰干しして乾燥させておけば、煮込み料理などのスパイスとして活用できます。
サラダなどに混ぜたり、刻んでソースにしたりと、少量でもその鮮やかな緑で食事を華やかにしてくれるパセリ。茎はブーケガルニとして煮込み料理などの香りづけにと、余すことなく活用できます。
なかでもおすすめはパセリバター。その名の通りパセリやにんにくを刻み、バターと合わせたもので、エスカルゴバターとも呼ばれるフランスブルゴーニュ地方ではおなじみの調味料です。ラップで円柱状にくるみ、冷蔵庫で保存しておくことで使いたいときに通常のバターの同じ感覚で手軽に使用できます。パンのお供にはもちろん、今の時期新じゃがと合わせた炒め物やじゃがバターなどもおすすめです。
そのほか、オリーブノートではパセリを使ったレシピをたくさん紹介しているのでチェックしてみて下さいね。
パセリのサラダ!?柑橘とオリーブオイルで香り立つ緑のブーケサラダ
栄養たっぷりのパセリを山盛りたくさん食べられちゃうサラダです。パセリ独特の苦味を香り豊かなオリーブオイルでマスキングし、柑橘と合わせることで、モリモリたくさんパセリが食べられます。
面倒なパン粉付けも、ちょっとした工夫で手軽に。マヨネーズを付けた豚肉に、余ったハーブや粉チーズを混ぜたパン粉をつけて少ない油で揚げ焼きにしたボリュームたっぷりのカツレツレシピです。余ったパセリの消費にもおすすめです。
こだわりのオリーブオイルを使ったタブーリ(中東のパセリサラダ)
タブーリとは、中東で食べられるパセリがメインのサラダです。ちょっと体が重くなったり、なんとなく胃腸の調子が悪かったり。そんな体を一度リセットしたいときにおすすめのレシピです。
普段乾燥パセリを使用しているという方も、一度生のパセリを購入してみて下さい。香りのよさにきっと驚くと思います。栄養も満点なので、脇役にしておくのはもったいない!ぜひさまざまな料理シーンで活用してみて下さいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。