みょうがの旬はいつ？栄養と美味しい食べ方

夏から秋にかけて旬を迎えるみょうがは、和食を中心に多く用いられる野菜です。香味野菜にも分類され、さっぱりした味と香りが特徴。食欲増進効果もあり、この時期にぴったりの食材です。
とはいえ薬味のイメージの強いみょうがは、脇役だと思っていませんか。思ったより減らない、使い切れないというお悩みを持つ方もいるかと思います。今回はみょうがの栄養や保存方法、またみょうがが主役になるメニューなどを紹介していきます。

みょうがの旬と産地

みょうがは日本や韓国、台湾などで栽培されていますが、食用になっているのは日本だけです。そのためみょうがは英語で「Japanese　Ginger」という名が付けられています。一般的なみょうがはつぼみの部分で、日が当たらないよう育てた茎の部分はみょうがたけとして販売されています。

みょうがは高知県や奈良県、秋田県などを中心に栽培されています。みょうがたけは宮城県が代表的な産地として知られています。
現在はハウス栽培も盛んで通年出回っていますが、6月～10月にかけて旬を迎え、夏野菜として親しまれています。そうめんや冷や奴の薬味に活用されるほか、みょうが寿司やみょうがの天ぷらなど、みょうがが主役のメニューも人気です。

みょうがの栄養

みょうがは突出する栄養素はありませんが、ビタミンやミネラル、食物繊維などを含んでいます。

●水分コントロールに欠かせないカリウム
みょうがに含まれるカリウムは、体内の水分調節に関わる栄養素です。加熱や茹でることで損失してしまうので、生で食べることで効率よく補えます。ナトリウム（塩分）と密接に関係していて、余分な塩分を体外に排出するはたらきもあります。

●食物繊維をちょい足し
100g（約5個）あたり2.1gの食物繊維を含んでいます。含有量としては多くありませんが、みょうがを薬味などで使用することで食物繊維をちょい足しできます。便秘予防や腸内を整える効果があります。キムチやチーズなど、発酵食品と組み合わせることで効果がアップします。

ほかにもカルシウムやビタミンなど、バランスが偏りがちな麺類などにトッピングすることで、栄養をちょい足しすることができます。冷や奴や納豆などの薬味にもおすすめです。

みょうがの選び方

おいしいみょうがの選び方は以下の3点です。

• 丸みがあるもの
• 先が開きすぎてなく、身が締まっているもの
• 色鮮やかでツヤがあるもの

みょうがの保存方法

みょうがは冷蔵保存・冷凍保存がおすすめです。

●冷蔵保存
ふたつきの清潔な保存容器に水を入れ、みょうがを入れふたをして保存します。数日に一度は水を替えましょう。

●冷凍保存
薄切り、千切りなど使いやすい形状に切り、ペーパータオルなどで水気を拭き取ります。チャック付き保存袋に平らにならして入れ、冷凍庫で保存します。使いたい分だけ折って取り出せるので便利です。

旬のみょうがの美味しい食べ方

薬味など脇役イメージの強いみょうがですが、幅広くアレンジができます。天ぷらや炒め物、混ぜご飯などは食欲のない夏でもしっかり食べることができます。薄切りにしてサラダと混ぜると、和風に。青じそドレッシングやチョレギサラダドレッシングなどが合いますよ。ピクルスやマリネ、刻んで和え物などにもおすすめです。
ほかにもオリーブノートではみょうがを使ったレシピを紹介しています。

実は超簡単！ポリ袋を使ったしば漬けの作り方

みょうがやなす、きゅうりなど夏野菜をたっぷり使った一品です。ポリ袋をつかっておうちで作れる簡単レシピ。自然の酸味を生かしたしば漬けは優しい味わいです。エクストラバージンオリーブオイルとのアレンジも必見です。

オリーブオイルと旬のみょうがを使った薬味たっぷりの和定食3品

旬のみょうがをたっぷり味わえる、みょうがと大葉の焼きおにぎりのレシピを紹介しています。スパイシーな香りとフルーティーな味が特徴のエクストラバージンオリーブオイル、ルイーザと組み合わせた香ばしい一品です。小腹が空いたときのおやつにもいいですね。

オリーブオイルとお味噌で腸活！夏野菜のせサーモンカルパッチョ

彩り鮮やかな夏野菜とサーモンを組み合わせた絶品カルパッチョレシピです。カルパッチョではなく冷製パスタにもピッタリ。アレンジの幅も広い万能メニューです。

まとめ

とうもろこしやトマトなど、王道夏野菜の陰に隠れていますが、みょうがは風味も栄養も優れていて、薬味だけにするにはもったいない！ぜひ色々なアレンジで楽しんでみて下さいね。