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和食に欠かせないお米。これからの季節は新米が出回ります。お米は全国で栽培されていて、各地でブランド品種などが人気です。今回はお米の旬や品種、おいし食べ方などをご紹介していきます。
世界でも米食が浸透しているイメージの強い日本ですが、実は生産量は世界13位と低め。1位は中国で、上位はインド、インドネシア、ベトナム、タイなどのアジア各国が占めています。日本をはじめ東アジアを中心に食べられているお米は「ジャポニカ米」といい、その他は「インディカ米」という種類が主流です。インディカ米は世界の生産量8割程度を占め、タイ米などがこのインディカ米にあたります。
日本では北海道から沖縄まで、幅広く栽培されています。なかでも新潟県や秋田県、山形県、北海道などの収穫量が多いですが、現在は各地でブランド品種などの販促なども進んでいます。
新米は9月くらいから流通します。その年の12月末までに精製されたものが新米と呼ばれ、水分量が多いのが特徴です。
現在たくさんの品種が流通しているお米ですが、お気に入りの品種はありますか。その時安いものを買っている、という方も多いかと思います。ここでは代表的な品種の特徴を紹介していきます。
●コシヒカリ
広く栽培されていて、認知度も高い品種。そのため品質も値段もピンキリです。新潟県魚沼地域のコシヒカリは最高品質といわれており、試験では毎年「特A」評価を受けています。
●あきたこまち
東北地方を中心に栽培されています。新潟と並ぶ米所、秋田の代表品種で、粘り気や弾力があるのが特徴。冷めても硬くなりにくいので、まさに万能米です。
●ひとめぼれ
東北地方を中心に栽培されている品種。冷めてもおいしく、飽きの来ない品質で和食によく合います。
お米は毎年食味試験で、地域ごとにランク付けされています。コシヒカリ以外の特A品種もいくつか紹介します。
こちらのサイトではお住まいの地域の食味試験の結果がチェックできます。
https://www.kokken.or.jp/ranking_area.html
炭水化物抜きダイエットなど、太るイメージの強いお米ですが、必要な栄養素が多く含まれています。正しく知識を付けて、しっかり栄養補給をしましょう。
●からだのエネルギー源
炭水化物はエネルギー源になる糖質と、食物繊維の総称です。ごはんには糖質が多く含まれており、消化・吸収に優れています。糖質は悪、の風潮もありますが、不足すると疲れやすくなったり、脳や組織へエネルギーが供給されなくなり、集中力低下などに繋がります。
●じつはたんぱく質も補える
炭水化物だけではなく、たんぱく質も含まれています。ごはん1杯(180g)で約4gのたんぱく質が補えます。1日3食ごはんを食べると約12g。たんぱく質を重視して食事を考えている方も、肉・魚などのおかずだけではなく、ご飯の量も加味してみてくださいね。
お米はツヤがあるものがいい、と言われていますが、正直見た目ではあまり判断できません。お米は精米後日が経つと味も落ちてしまうので、なるべく精米日が近く、食べきれる量だけを購入するのがポイントです。
お米の保存方法のポイントは、以下の3点です。
●密閉容器に保存
お米はにおいがつきやすいので、密閉容器に保存しましょう。ふた付きの清潔な容器やジッパー付き袋などがおすすめです。
●野菜室がおすすめ
高温多湿が苦手なお米は、野菜室で保存するのがおすすめです。1~2ヶ月で食べきるようにしましょう。
●袋での保存はNG
購入時の袋のままお米を保存するのはNG。必ず清潔な容器などに保存しましょう。米びつなども常に清潔な状態を保ちましょう。
お米はとにかく炊きたてが一番!たくさん炊いて、ついつい冷凍しがちですができれば都度炊くのがおすすめです。土鍋で炊くのもいいですが、最近は性能の高い炊飯器もたくさんありますね。白ごはんをほっこりする和食と一緒にモリモリ食べたいですね。
オリーブノートでは、新米の季節に食べたいレシピをたくさん掲載しています。
新米ご飯を土鍋で美味しく炊く方法・塩とオリーブオイルで味わうのがおススメ
炊飯器で炊き上げるのもいいですが、一度土鍋で炊いてみてはどうでしょうか?土鍋は難しいイメージがあるかもしれませんが、実はとても簡単。お米はゆっくりと火を入れることによって旨味がでてきて、新米をよりおいしく食べられます。
食欲の秋には新米ごはんを丼物で。卵にはあらかじめオリーブオイルを足しておき、コクを加えるのがポイントです。定番丼物も、オリーブオイルと新米でいつもと違ったおいしさになります。
季節のごちそうをふんだんに使った、ごちそう炊き込みご飯。生姜を効かせたレシピです。新米の甘みと、秋刀魚の内臓の苦みがよく合います。たくさん作って冷凍すれば、長く楽しめますね。
食欲の秋のお楽しみ、新米。少しずついろいろな品種を買って、好みのお米を見つけてみるのもいいですね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。