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和食や朝食のイメージも強い鮭。秋鮭とも呼ばれるように、この時期旬を迎えます。鮭はくせもなく、子どもから大人まで大人気。また世界中で親しまれている魚です。
おいしいだけではなく、栄養も豊富。今回は鮭のおいしい食べ方や保存方法、栄養などをご紹介していきます。
日本だけではなく、世界中で食べられている鮭。9月~11月に旬を迎えます。日本ではよく知られているとおり、北海道が一大産地です。ほかに青森県や岩手県、宮城県など寒い地域で多く水揚げされます。世界的に見ると大西洋サケ(アトランティックサーモン)がもっとも多く流通しており、ノルウェー産やチリ産などを購入したことがある方もいるかと思います。
一般的な鮭はしろさけと呼ばれ、日本海側で広く水揚げされます。身は白っぽいのが特徴です。海面養殖が盛んなのがぎんざけ。しろさけより少し小ぶりで、味がよいのが特徴です。
鮭はじつは白身魚。鮮やかな身の色はアスタキサンチンによるものです。
●鮭の赤色はアスタキサンチン
鮭の鮮やかな赤色はアスタキサンチンという色素によるものです。サーモンピンクなどと呼ばれますが、カニ・えびなどの色素もこのアスタキサンチンによるものです。体に有害となる過酸化脂質の生成を抑制する、抗酸化作用が期待できます。
●ビタミンDが豊富
鮭にはビタミンDが多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるはたらきがあり、乳製品などと組み合わせるのがおすすめです。また鮭の水煮缶は中骨まで食べられるため、ビタミンDとカルシウムを両方補えます。
●高たんぱく質低脂質
脂質が少なく、たんぱく質が多いのも鮭の特徴です、旬の時期は脂質が多くなりますが、その分魚に多く含まれるEPAやDHAが補えます。EPAやDHAは血中脂質などのコントロールにはたらきます。
おいしい鮭の切り身の選び方は、以下の3点です。
鮭の切り身は冷蔵・冷凍のほかに、漬けて保存する方法もあります。
●冷蔵保存
切り身表面の汚れやをペーパータオルで拭き取り、1切れずつラップで包みます。ポリ袋に包んで保存します。保存は-3℃付近に設定されたパーシャル室、またはチルド室(約0℃~約2℃)などがおすすめです。
●冷凍保存
冷凍保存する場合、まず切り身を氷水や塩水にくぐらせます。水気は拭き取らず、1切れずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて平らにして冷凍します。買ってきたトレイのまま保存すると、雑菌が繁殖する原因になるため避けましょう。
●漬ける
買うと高い西京漬けやみりん漬け。生鮭を購入して家庭で漬けると安く済み、下味を付けることで保存もできいいことづくしです。下味を付けて保存しておけば、あとは焼くだけなので忙しい毎日の時短食材としてもおすすめ。冷蔵、冷凍どちらでも保存できます。
オイル漬け
オリーブオイル、塩、胡椒などでマリネして保存。レモン汁やハーブ、にんにくなどお好みの味付けを楽しんでください。
醤油漬け
醤油、酒、みりん、しょうがなどを入れて漬け込みます。柚子胡椒や七味、山椒などの薬味を入れると味変に。飽きずに食べられます。醤油マヨもおすすめです。
味噌漬け
味噌、酒、みりんなどを入れて漬け込みます。酒粕を入れれば粕漬けに、一味唐辛子を入れると南蛮漬け風に。ヨーグルト味噌漬けなどもおすすめです。
ほかにも塩麹漬け、醤油糀漬けなど漬ける下味だけでも種類豊富。色々な味を楽しめますよ。
塩鮭をシンプルに焼くのもおすすめですが、上記でご紹介したよう、自分で好みの味に漬けた生鮭も美味。あぶらと相性がいいので鮭フライやムニエルなども相性抜群です。鮭の産地、北海道の郷土料理であるちゃんちゃん焼きや石狩鍋も温まりますね。
そのほか、オリーブノートでは鮭を使ったさまざまなレシピをご紹介しています。
ビタミンDを多く含む鮭と、カルシウムを多く含むチーズの組み合わせは相性抜群。エクストラバージンオリーブオイルで漬けたカマンベールチーズやオリーブの旨みは、こんがり焼いたサーモンのムニエルとよく合います。
節約&栄養満点!作り置きにぴったりな鮭のあらで作る梅南蛮漬け
安く手に入る鮭のあらは、旬の時期特に脂の乗った身がついていて美味。油で揚げて酢に漬けることで、柔らかくなり骨ごと食べられます。噛みごたえがあるので自然と噛む回数が増え、早食い防止や満腹感アップ・食べ過ぎ防止にも繋がります。
オリーブオイルでうま味アップ!鮭のみりん漬け/日持ちする作り置きおかず
クセがなく食べやすい鮭は、子どもにも大人気。なかでも甘じょっぱいみりん漬けは、子どもにも食べやすい味付けに。オリーブオイルを入れて漬け込むと、安い鮭でもとてもおいしく仕上がり、日持ちしますよ。
広く日本人に愛されている鮭。常に店頭に並んでいますが、旬の時期はおいしさも栄養も格段にアップします。ぜひこの時期だけのおいしさを堪能してくださいね。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。