オリーブノート カラダに美味しい、
オイルのノート
MENU
2022年9月2日

えびの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

えびの旬はいつ?栄養と美味しい食べ方

秋にはさんまやサバ、鮭、冬にかけてカニやタラなどが旬を迎えますが、えびはほかの魚介類と比べて旬を意識したことがない、という方も多いのではないでしょうか。日本では多くのえびが流通していて、種類も特徴もさまざまですが、秋から冬にかけて旬を迎える種類が多くなっています。

今回はえびの種類や保存方法、おいしい食べ方などをご紹介していきます。

  • オリーブクエスト
  • オリーブクエスト

えびの旬

日本はえびの消費量がとても多い国です。国産は希少で、多くが東南アジアでの養殖を輸入しています。国内に流通しているだけでも種類が多くそれぞれに旬がありますが、秋から冬にかけて旬を迎える種類が多いのが特徴です。

えびの種類

えびは分かっているだけでも3000種以上いると言われています。日本でよく知られているのは伊勢えび、車えび、大正えび、ブラックタイガー、バナメイエビなどです。

●伊勢えび
最高級品としても知られるえび。以前は伊勢湾で多く獲れたことからこの名前がつきました。千葉県や三重県などで漁獲され、秋に旬を迎えます。体長は35cm程度で、かたい殻に覆われています。

●甘えび
寿司ネタとしても人気で、体長は13cm程度。柔らかい身ととろけるような甘みが特徴。富山県や北海道、新潟県、石川県などが産地で、旬は秋から冬にかけてです。

●車えび
体を曲げると車輪のように見えることからこの名がついています。「姿伊勢えび、味車えび」という言葉があるように味がよく人気の種類。旬は夏から秋にかけてで、体長8cm以下のものは「才巻えび」と呼ばれます。養殖も盛んです。

●芝えび
以前東京・芝浦で獲れたことからこの名前がつきました。11月〜3月に旬を迎え、体長は15cmほどと小さめのサイズです。かき揚げやすり身などに利用されます。

●ブラックタイガー
紫黒色で横じまがあることからこの名前で呼ばれています。東南アジアの養殖品が流通していることが多く、体長は16〜30cmほど。クルマエビ科で、車えびの代用品として使用されます。

●大正えび
大正の年号時に漁業が始まったためこの名で呼ばれています。秋から冬にかけて水揚げされて、安価で取引されます。ブラックタイガーと同じく車えびの代用品として人気です。

●バナメイえび
「冷凍えび」「むきえび」などとして販売されているものの多くがこの種類。東南アジアでの養殖が増えていて、日本でも多く流通しています。

●桜えび
半透明で淡いピンク色が特徴。体長は4cm程度と小さく、東京湾や駿河湾、相模湾などで水揚げされます。旬は春と秋で、国産は希少。

えび類は大きく「遊泳型」と「歩行型」に分かれます。遊泳型は海を泳ぐクルマエビ科やさくらえび、甘えびなどで、歩行型は海底を歩く伊勢えび、オマールえび、うちわえびなどです。

えびの栄養

えびの身だけでなく、殻にも栄養が含まれています。

●高たんぱく低脂質
えびはほたてやたこと同じくたんぱく質が多く、脂質が少ないのが特徴です。エネルギーも少ないのでダイエット中の食品におすすめです。ほかにも栄養ドリンクの成分として知られているタウリンも含まれています。タウリンには肝機能を正常に保つはたらきや、血中コレステロール値を低下させるはたらきがあります。

●殻にも栄養が
えびの殻には動物性食物繊維のキチンが含まれています。免疫機能を維持する働きが期待できます。えびの赤色は鮭と同じくアスタキサンチンによるもの。体に有害となる過酸化脂質の生成を抑制する、抗酸化作用が期待できます。

えびの選び方

えびの選び方

新鮮なえびの選び方は以下の3点です。

  • 有頭えび:頭や尾が黒ずんでいないもの
  • 無頭えび:殻が透き通っているもの
  • むきえび:透明感があって形がしっかりしているもの

えびの保存方法

えびは冷蔵・冷凍保存が可能です。

●冷蔵保存
えびは購入したらまずトレイから取り出し、ペーパータオルなどで水分を拭き取りましょう。買ってきたトレイのまま保存すると、雑菌が繁殖する原因になります。有頭えびは傷みやすいので頭を取り、背わたを抜きます。ポリ袋に入れて冷蔵庫で保存します。保存は-3℃付近に設定されたパーシャル室、またはチルド室(約0℃〜約2℃)などがおすすめです。

●冷凍保存
冷凍保存する際は塩水で洗い、背わたを取り除きます。氷水にくぐらせて水気は拭き取らず、使いやすいよう小分けにラップで包み、冷凍用保存袋に入れて平らにして冷凍します。むきえびを購入した際も同様に保存できます。

旬のえびの美味しい食べ方

えびはそれぞれおいしい食べ方があります。大ぶりのえびは丁寧に伸ばして天ぷらやフライに。小さめのえびはかき揚げもいいですね。えびは鮮度が低下しやすいので注意が必要ですが、新鮮な生食用が手に入ったら刺身もおすすめです。
安価のバナメイエビはサラダや和え物、パスタや焼きそばなど普段の食卓に。乾燥のえびは和え物やお好み焼きの生地に入れると風味が引き立ちます。

オリーブノートではその他にも、えびを使ったレシピをご紹介しています。

カルディのグリーンカレーペーストで本格タイカレー

本格的な辛さが楽しめるグリーンカレーです。グリーンカレーペーストの原材料名にもえびペーストの記載があり、魚介との相性もぴったりです。有頭えびを使うと見た目も映えて、えびの旨味が詰まったカレーになります。

炊飯器で簡単!子どもから大人まで美味しく楽しむ本格ピラフ

冷凍食品としても人気のえびピラフ。おうちで手軽にできるレシピをご紹介しています。炊飯器で炊く前に米を炒めることで、炊飯器でもパラパラな仕上がりになります。

捨てるその前に!えびの頭・殻を使ったサステナブルクッキングレシピ

いつもは捨ててしまいがちなえびの殻を使ったえびせんべい、えびの頭を使った濃厚えびクリームパスタをご紹介しています。えびの殻にはキチンという動物性食物繊維が含まれていて、栄養を摂れて生ゴミも減り、まさにいいことばかりです。

まとめ

この記事で思った以上にえびの種類が多く驚いた方も多いのではないでしょうか。種類別の特徴や正しい保存方法をチェックして、おいしく味わいましょう。

企画:オリーブノート編集部
記事:
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • はてなブックマーク
  • Pocket
おすすめの人気記事
記事一覧
ルイーザ(LUISA)

人気の記事(ランキング)

オイル

料理のジャンル

食材

more
more
close

ライフスタイル

ルイーザ(LUISA)

Olivenoteへようこそ

ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。

オリーブノート公式SNS

オリーブノートFacebook  オリーブノートInstagram  オリーブノートTwitter
みんなのオリーブノート #オリーブノート #オリーブノートアンバサダー
オリーブノート公式アンバサダーになりませんか。

オリーブノート運営情報

ルイーザ(LUISA)