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クレソンという野菜を知っていますか。名前は知らなくても、ローストビーフなど肉料理の付け合わせとして添えられているのを見たことがある方は多くいるかと思います。クレソンはわさびの仲間にあたる香草で、ピリッとした辛みが特徴です。
今回はクレソンの栄養や保存方法、おいしい食べ方などをご紹介します。
クレソンは一年中流通していますが、野生のものは春に旬を迎えます。明治時代にオランダの宣教師によって伝えられた野菜で、みずがらしとも呼ばれるわさびの仲間です。わさびと同じく香りがよく、ピリリとした辛みが特徴。
野生のものは山地の水辺に生息していて、強い繁殖力があります。山梨県や栃木県で収穫されていて、この2県で全体の出荷量の7割以上を占めています。
クレソンはあぶらと相性のよいビタミンを多く含んでいます。
●β-カロテンの含有量はトップクラス
クレソンはβ-カロテンの含有量が多く、緑黄色野菜に分類されます。その量は野菜の中でもトップクラス。β-カロテンは抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変換されて、皮膚の健康を保つはたらきをします。
β-カロテンはあぶらと相性がよく、一緒に摂ることで吸収率がアップするため、炒め物やてんぷらなどの調理法もおすすめです。
●ビタミンKも豊富
クレソンにはβ-カロテンと同じくあぶらと相性のよいビタミンKも多く含まれています。ビタミンKは血液凝固作用や、骨の形成をサポートする栄養素で、加熱に強いのが特徴です。
ほかにもビタミンCや葉酸、食物繊維、カリウムなどが含まれています。
クレソンの選び方は以下の4点です。
クレソンは冷蔵・冷凍保存ができます。
●冷蔵保存
冷蔵保存する際は、水を入れたコップに茎を刺して、葉をポリ袋で覆うようにかぶせて冷蔵庫で保存します。できれば1日1回、こまめに水を取り換え、乾燥を防ぐのがポイントです。
●冷凍保存
冷凍保存する際は、食べやすい長さに切り、キッチンペーパーで水気をふき取ります。チャック付き保存袋に平らにならして入れて、冷凍庫で保存します。使う際は凍ったまま味噌汁やスープに入れたり、冷蔵解凍してお浸しなどに使用できます。
クレソンは肉料理の付け合わせとして使用されているイメージが強いのではないでしょうか。ほかにもサラダ、和え物、スープ、炒め物とさまざまな料理に活用できます。生で食べるのが風味をより楽しむことができおすすめです。
オリーブノートではクレソンを使ったレシピをご紹介しています。
クレソンと玉ねぎという野菜界を代表するクセ者同志のサラダですが、パルメザンチーズ多めのドレッシングと、最後にかけるエキストラバージンオリーブオイルの香りと旨味がマッチして、ワインが進むごちそうサラダになります。
見た目も栄養も、とってもヘルシー。フルーツとフルーティ・オリーブオイルをあわせた旬の季節にぴったりの一品。たっぷりのハーブとお好みのフルーツで作ってみてください。
美容と健康効果が期待できて、見た目も華やかな一品。生クリームとはちみつで作るクリームソースに、さっぱりレモンがアクセント。クレソンの風味も楽しめる、ワインのおつまみにもぴったりなメニューです。
みなさんの近所にもクレソンが自生している場所があるかもしれません。ただし知識のない方がむやみに収穫して食べるのは非常に危険です。似たものに毒のある野草があったり、衛生環境の悪い場所で生育しているものがあったりもするので、お店での購入をおすすめします。
ヘルシーで様々な効能を持ったオイルへの注目が高まっています。中でもオリーブオイルの消費量は大きく伸び、同時に、ココナッツオイル、アルガンオイル、亜麻仁油、MCTオイルなど、なじみのなかった様々なオイルも注目されるようになってきました。
しかし、私たち日本人の日常的な食卓では、その活躍の幅はまだまだ狭く、真新しいノートのように真っ白な状態ではないでしょうか。 Olivenoteでは、読者の皆様の意見やオリーブノートアンバサダーへの参加を募りながら、カラダに美味しいオイルを中心に、楽しく健康的な食卓を築いて行ける情報を綴ってゆきます。